20251019更新
20250409公開開始
シャーロット(87万人)
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シャーロット(Charlotte)は、ノースカロライナ州南西部に位置する都市。人口は87万人で同州最大、全米でも第16位である。メクレンバーグ郡を中心に11郡にまたがる都市圏としては266万人、2つの小都市圏を加えた広域都市圏は282万人の人口を抱えている。
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初期にはゴールドラッシュで沸き、金鉱の街として栄え、金貨を造るために造幣局の支局も設けられた。やがてゴールドラッシュの中心はカリフォルニアへと移って下火となり、南北戦争が開戦すると造幣局は南軍に接収されたが、その後は綿織物産業が発展した。20世紀後半以降は金融センターとして急成長を遂げた。シャーロットは南北カロライナの文化の中心地でもあり、市内には美術館や博物館、劇場などの文化施設が集中している。
行政機構
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シャーロットはシティー・マネージャー制を採っている。シティー・マネージャーは行政実務の最高責任者として、市議会の採択した政策を実行し、当局に対してビジョンおよびリーダーシップを示し、市政府の日常業務を監督する責任を負う。シティー・マネージャーの下には、警察・消防・交通・都市計画などの行政実務にあたる各局のほか、財務や人事などの管理部門各局、およびアシスタント・シティー・マネージャーや内部監査などのリーダーシップチームが置かれている。
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これに対し、市長および市議会は市の立法機関として条例の制定や市政策の決定に責任を負う。市議会は11名の議員から成っており、そのうち7名は市を7つに分けた選挙区から1名ずつ選出され、残りの4名が全市からの投票で選出される。市議員の任期は2年である。市長は「市の顔」として、すべての市会議に出席するほか、式典やイベントに出席する。
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シャーロットは市郡一体の自治体ではないが、警察や都市計画局など、政府機関の一部は統合されている。また、シャーロット市政府とメクレンバーグ郡政府の各局・機関の事務所はともに、シャーロット・メクレンバーグ・ガバメント・センターという1棟の合同庁舎の中に置かれている。
シャーロット市の位置図


シャーロット上下水道:概要
シャーロット水道の歴史
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1870 市として水道の必要性を確認
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1876 市がTrade通りに下水道管を敷設
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1881 最初の民間水道会社として、「シャーロット水道会社」が設立される。
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1899 シャーロット市議会はシャーロット市に飲料水と消防設備を供給するため、民間水道会社シャーロット・ウォーター・ワークス社を買収。
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1972年、市と郡で共同の上下水道サービスを行うこととした。この上下水道事業は、発足当初、給水人口7.2万人、管路延長37kmであった。18万m3/日の浄水を供給し、15万m3/日の下水を処理した。
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1980年代には、シャーロット上下水道はメクレンバーグ郡全域に給水を開始した。数十年にわたり、地域社会の成長に合わせてインフラも整備された。技術革新により、浄化槽から最先端の下水処理システムへと移行し、塩素、フッ化物、紫外線などの化学物質を用いて水質を改善しました。
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1900 1.9万m3/日のろ過設備をアーウィン運河に着工(現Vest浄水場の東約1.5km)
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1903 当初のCatawba川ポンプ場が完成、消火栓用水と飲料水を供給。その後、このポンプ場は、後の1920年、Duke電力会社がダムを建設、マウント・アイランド・ダム湖の湖底に水没。
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1903 最初の下水道処理施設として腐敗槽プラントを、現在のRevolution ParkとFreedom Parkに建設。
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1905 最初の本格的浄水場(アーウィン浄水場)完成。
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1911 アーウィン浄水場による給水が、深刻な水不足のため停止、列車による一時的な給水が行われる事態となる。このため市はカタウバ川に新たな取水施設を建設した。
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1917 蒸気と電力を動力とする22万m3/日の配水池を建設
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1920 シャーロット市の人口は46,538人
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1922 Duke電力会社がマウント・アイランド・ダムを建設、同時に、新たな水道用の取水施設とVest浄水場が建設される。
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1923 市は、市内にあった下水処理施設として運転していた腐敗槽タンクを廃止。
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1927 市は、新しい2つの下水処理場の建設を開始した。この施設の能力は2.2万m3/日であったが、1920年代には1.1万m3/日で運転していた。
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1929 当時、リテラリー・ダイジェストという雑誌は、「下水ガスで動くエンジンを、実用プラントの規模で稼働させた、最初のアメリカの都市はシャーロットである。電力コストの節約により、その設置コストは3年で回収できる予定だ」と報じている。
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1948 工場排水の規制が行われ、本来であれば運河に排出されるはずだった工場排水の処理が義務付けられた。
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1949 シャーロット水道で初めて、歯の保健実験プロジェクトとしてフッ素添加が実施された。当時の水道水中のフッ化物濃度は0.05~0.10ppmであった。このプロジェクトにおけるフッ素添加量は1.05ppmで、このレベルは1ヶ月間維持されました。
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1950 シャーロット市の人口は134,042人、メータ設置数は36,000。
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1959 Franklin浄水場完成。施設能力は、当時4.4万m3/日、現在は38万m3/日
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1960 シャーロット市の人口は201,564人
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1963 Duke Power社により、Cowans FordダムとNorman湖が完成
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1966 McAlpine Creek下水処理場が完成、メクレンバーグ・カウンティの南部にサービス開始。
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1970 水需要量12.8万m3/日
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1972 シャーロット市と、周辺都市及びカウンティの上下水担当部局が統合される形でCMUD:Charlotte-Mecklenburg Utility Departmentが誕生
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1979 McDowell下水処理場、Mallard Creek下水処理場が完成、それぞれ、Huntersville 地域、University地域にサービスを提供
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1984 カウンティ内の6つの自治体に対して上下水道サービスを提供する協定を締結
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1990 契約数10万件、管路延長6.4万Km
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1996 Irwin Creek浄水場とVest浄水場の運転管理委託が入札にかけられ、シャーロット市が、7つの国際的水道会社を相手に落札(20%以上の価格差).
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1998 Lee Dukes浄水場完成
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2003 カウンティ北部で自動検針メータ開始、無線で使用量をコンピュータで収集 –
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2015 市上下水道局をCLTWater (Charlotte Water)に改称
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1996年にDC水道が設立された時から、もともと、その投資予算の調達はDC市本体のそれとは別だった。しかし、資金調達、工事、人事に関してのDC水道の独立性については、「DC水道経営の独立性に関する2008年法」によって、明示的に確認された。
Norman湖とMountain Island湖:水源保護 【2023年4月5日 シャーロット水道】
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シャーロット水道は、110万人以上の人々に、平均44万m3/日の水を供給している。市水道の水源は2か所で、いずれもカタウバ・ワテリー川流域にあるNorman湖水源とMountain Island湖水源である。
シャーロット水道は、Charlotte-Mecklenburg雨水処理局と共同で、Norman湖とMountain Island湖において複数の地点の水質を監視している。 -
シャーロット水道が積極的に活動しているCWWM:G Catawba-Wateree Water Management Group(カタウバ・ワテリー流域管理グループ)は、この流域のすべての大口水利用者で構成する組織である。CWWMGは、流域の水問題の理解と解決に向けた戦略やプロジェクトを策定するため、定期的な会合を開いている。この中で、流域の水質監視、水道水質保全のための保全地域の影響評価、そして地域が将来とも持続的で高品質な水道が確保するための共同活動が行われている。これらの提言は、水道の利用者や流域の関係者が実現可能だと判断した場合、実行に移されることになる。
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ノースカロライナ州水資源局公共水道課は、州内の公共水道事業者を対象としたSWAP:Source Water Assessment Program(水道水源アセスメント・プログラム)を実施している。水道水源アセスメントとは、指定区域内において、PCS:未規制汚染物質による水道水源汚染の可能性に関して、定性的な評価を実施するものである。PCSとは、排出許可を受けた事業場、都市部の雨水排水、および、農業や土地開発活動などの点汚染源などである(出典:ncwater.org)。
シャーロット水道の位置図



カタウバ水源地域の位置図

