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安全飲料水法SDWA:Safe Drinking Water Act

 アメリカにおける日本の水道法的な存在である安全飲料水法SDWA:Safe Drinking Water Actは、USC法令集の次の場所に掲載されています。

 

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USC法令集

タイトル分野42:公衆衛生分野/第6章:公衆衛生/第14節:公共水道施設の安全

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 法律の専門家でない者には大して重要なことではありませんが、米国議会で審議されていた段階(bill)では、多分、第1条から始まっていたと想像するのですが、大統領の署名を経て法律(Act)になって、法令集に掲載される際には上記のようになるということでしょうか。日本人である筆者にはなかなか理解し難いことです。

 

 第14節というのは、第1400条から始まるということを意味するようです。但し、最後まで連番ではなく、ある程度のまとまり毎に1桁目の番号を切り上げて、10とか20とかになったりするようで、SDWAの全体の附番は次のようになっています。

 

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SHORT TITLE:Sec. 1400

Part A—Definitions:Sec. 1401

Part B—Public Water Systems:Sec. 1411 - 1420

Part C—Protection of Underground Sources of Drinking Water:Sec. 1421 – 1429

Part D—Emergency Powers:Sec. 1431 – 1435

Part E—General Provisions:Sec. 1441 – 1459

Part F—Additional Requirements To Regulate the Safety of Drinking Water:Sec. 1461 – 1465

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 参考までにSDWAの冒頭部分を要約して紹介します。

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Sec. 1400. この部分のタイトルは、安全飲料水法SDWA:Safe Drinking Water Actとして参照される。

 

Sec. 1401. SDWA法においては、下記のように用語を定義する。

(1)第1種水質基準:primary drinking water regulationは、

 (a) 公共水道に適用される。

 (b) 汚染物質を特定する。

 (c) 汚染物質毎に、現実的であればMCL(最大許容レベル)を設定する、現実的でな

     ければ、1412条の規定を満足する十分な低いレベルを設定する。

 (d) MCL設定の根拠、手続き、分析法を含まなければならない。

 

(2)第2種水質基準:secondary drinking water regulationは、味や外観に関して定めるが、この基準は地形その他の環境条件に応じて変わるものである。

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